News (Aug.23, 2016)

1. 輸入促進プログラムの実施機関がS-GEからSwisscontactへ

途上国からの輸入を促進する国際協力プログラムについて、入札の結果、スイス連邦経済省経済局(SECO)が所管する政府系非営利団体S-GE(スイスグローバルエンタープライズ)から同じくSECO所管の団体であるSwisscontactへ移管されることが決まった。S-GEはこれまで同プログラムを担当していた14名を削減することになる。

 

こうして行政機関がどんどん整理されていくのだな・・・。

 

2.穀物の生産量、昨年比20%減

春に雨が多かったことが原因。パン用穀物は足りているが飼料用については輸入を増やす必要がある。生産量が減ったもう一つの要因は、有機栽培が増えているため。

 

環境や健康に良い有機栽培を増やし付加価値を上げると、供給が足りなくなって輸入穀物が増えるというジレンマ。

 

3. 太陽光発電関連企業、苦境

Swisssolarによれば、関連企業の売り上げ?は10億フランから9億フランに減った。Meyer Burgerは毎年赤字、Sputikは2014年に倒産。

「エネルギー戦略2050年」はまだ承認されておらず、今後のレファンダムも予想され不透明。そのため投資が控えられている。中国メーカーとの競争も非常に厳しい。

 

慎重によく議論して妥協点を探るのがスイス流だが、急激な変化もない代わりに、変化に向けた議論の場合は先行きが見通せず投資が停滞するというデメリットも。